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上対馬
豊砲台跡
対馬の要塞遺構「豊砲台跡」
― かつて“国防の島”と呼ばれた歴史の証 ―
対馬の北端、朝鮮半島と目と鼻の先に位置する比田勝地区。その静かな海沿いに佇む「豊砲台跡(とよほうだいあと)」は、かつて日本を守るために建設された軍事施設の遺構です。
この砲台は、日露戦争後の明治時代に築かれたもので、当時の日本は帝国ロシアとの対立を受け、国土防衛のために各地に沿岸砲台を設けていました。対馬はその地理的な重要性から「国防の最前線」とされ、複数の要塞・砲台が築かれたのです。
その中でも豊砲台は、朝鮮海峡を通過する艦船を監視・攻撃する拠点として特に重視されました。標高のある丘陵地に設けられた砲座からは、海峡を一望することができ、いざというときに敵艦を迎撃できるよう設計されていました。
